新年度のご挨拶(2021.4)

いつも、函館市地域交流まちづくりセンターをご利用いただきありがとうございます。4月からは、15年目を迎えることになりました。ご利用いただいている全ての皆様に心よりお礼申し上げます。

昨年度は新型コロナウイルス感染拡大のため、活動の多くが止まってしまいました。まちづくりセンターでも緊急事態宣言を受けての休館を余儀なくされ、NPOまつりの中止など、大きな影響を受けることになりました。

緊急アンケートを実施し、ほとんど全ての団体がなんらかの影響を受けていることが分かりました。道内の支援センターで検討を重ね、北海道等に対し市民活動への支援策についての提言も出しました。

まちづくりの活動は、人と人とが接していくことが大切です。しかし、この一年はそれが大きく規制されてしまいました。一方で、リモートで行う会議や研修の機会が急激に広がっています。距離を気にせずコミュニケーションがとれるようになったことで、まちづくりも新たな段階に入ったと言えるかもしれません。

昨年の4月1日のブログで私は、「しばらくは強い不安の中にいる可能性が高い」と書きました。残念なことに、一年経ってもまだその不安は取り除かれてはいません。しかし、(これも、昨年のブログで書いたことなのですが)この経験から得たことはたくさんあるはずです。それを活かし、より良い地域づくりを続けていくことが私たちの使命になります。

市民活動の支援はもちろん、SDGsの普及啓発、北の国災害サポートチームの一員としての防災活動、介護予防とまちづくりをつなげる活動など私たちには多くの活動が求められています。

本年度がどのような年になるのか。もしかすると想像もしなかったことが起こるかもしれません。それでも、地域の人々が主役となり住みやすいまちにしていくため、スタッフ一同、意欲的に活動を進めて行きます。

今後ともよろしくお願いいたします。

函館市地域交流まちづくりセンター センター長 

                          丸藤 競