道南の博物館学芸員らでつくる道南ブロック博物館施設等連絡協議会が主催し、
幕末から明治初期の道南の歴史について郷土学講座を開催しました。
各館所蔵の文化遺産と蓄積された学芸情報を発表するとあって、
郷土史ファンの方々約200名が会場を埋め尽くし、学芸員の話に熱心に
耳を傾けていました。
今回は、函館博物館や五稜郭タワー、厚沢部町や江差町、八雲町の郷土資料館、
七飯町歴史館の6名の学芸員が1人30分の持ち時間で次々に
発表を行いました。
・「箱館奉行と奉行所の歴史的役割」
・「五稜郭を俯瞰して見えてくるもの」
・「なぜ明治維新の厚沢部に館城が築かれたのか」
・「幕末の御手作業から明治の七重開墾場の流れ」
・「なぜ御三家筆頭の尾張徳川家が八雲開拓をめざしたのか」
予想を上回る来場者数に、改めて郷土史ファンの多さを感じさせられた
講座でした。
by 斉藤貴美恵