まちづくりセンター2階フリースペースで
手漉き紙展 vol.4 「和紙を愛でる」 が開催中です。
手漉(す)き紙の作品の展示会で
全国各地の漉き手作家15名によ る作品の展示が行われおりれております。
埼玉県比企郡鳩山町にある手漉き和紙の「鶉堂」の荒井 悦子さんから
今回の展示会についてお話しを伺いました。
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会場入口を入ってすぐに目を引くのが純白のドレスと着物
このドレスなどは、紙を紡いで折っ「紙布(しふ)」でつくられたものです。
今現在は綿や化繊で折られた繊維製品ばかりですが、日本には江戸時代に紙で作られた紙布が生産されて紙衣として主に女性の着物とされていた時期があったようです。
左の写真の白い布地が紙布で、手前にあるものが「紙の糸」やその前工程のもの
(詳しくは会場で聞いてください!)
写真右は、和紙による造形物
下の写真は、荒井悦子さんの「流泉紙(りゅうせんし)」による作品
左の束になっているのが 流泉紙の創作和紙
右がそれを用いたタペストリーです。
紙という素材一つなのですが、手漉きによって様々な質感を表現ができるようです。
こちらは、東京都 Wagami Art (わがみアート) 高松ひとみさんの
「大人の男の横顔シリーズ」の一部
他にも多くの人物画があるのですが、どれも和紙のちぎり絵でできているのです!
ぜひぜひご覧になっていただきたい作品の一つです。
(写真に映りんでいて申し訳ありません)
こちらは紙で作った蚊帳、「紙帳(しちょう)」
江戸時代の庶民に使用されていたもので、高価な織物ではなく
紙でつくった紙帳が用いられていたようです。
昔の建物の中で、虫を防いだり、または寒さをしのいだり
生活の中に素材としての紙が息づいていたようです。
この紙帳の中には入ることができますので、ぜひ江戸の暮らしの工夫を体験してみてください!
手漉き和紙の展示のほか
和紙でつくる折り紙などのワークショップも開催されています。
折り紙で作る「鶴のポチ袋」
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和紙でバラや桜の花をつくることもできます!
このワークショップは200円から体験することができます。
手漉き紙展 vol.4 「和紙を愛でる」 は、明日10月8日(土)までの開催となっております。
開館時間は10:00~16:00まで、入場無料です。
14:00
~
15:00までは漉き手による「ギャラリートーク」もありますのでお楽しみに!