6月9日(土)に、第6回 路面電車まつり「はこだて市電の歴史教室」が
企業局で開かれました。
函館で路面電車が走るようになって、来年で100年を迎えます。
若い世代に市電の歴史を語り継ぎ、このあと100年も市電の似合う函館であることを
願い開かれた歴史教室。
将来、電車の運転手になりたいという小さなお子さんも参加しての
教室となりました。
歴史教室では、何度も大火で被災した市電の歴史、また、今では観光の目玉になっている
ハイカラ号の導入に、市民団体があちこちで支援金を募り、大変な苦労が
あった話などの説明がありました。
第2部では、ゲストに、戦時中に活躍した女性の車掌さん5名が招かれ、
当時、物資が不足し、時計が家にない中、電車の運行を時間通りにしなければならな
かったことや戦禍に市電の運行を任されていた思い出したくもない恐ろしい体験をした話などが
語られ、ご本人たちから貴重な話を聞くことが出来ました。
参加者の中には、子どもの頃(だいぶ昔)に、電車の切り替え作業をすることが夢で夢で、
運転手さんに無理を言って、特別に体験させてもらったことなど懐かしい思い出話も飛び出す
場面も。
↑この方も小学生の頃から運転手になることが夢で、市電を運転して
47年。夢は必ずかなうと子供達に夢と希望を与え、市電に熱く思いを寄せる
人々が集まる歴史教室となりました。
by 斉藤貴美恵