函館高等学校の1年生 約320名が、「函館学 元町巡検」を行いました。
これは、授業の一環で、函館高校が毎年行っているもので、
コース毎に、地元の達人が講師となり、学生が学校を飛び出して、
街に出て学ぶというものです。教室は、西部地区。
様々な分野の9コースが用意され、学生は、好きなコースを選択していました。
こちらは、田原良信さん(市立函館博物館館長)が案内をする歴史的建造物コース。
その他にも水道施設コースでは、水道局職員が案内し、どうやって水が
家庭の配管から出てくるのか?から始まって、函館の水の歴史、また
我が国最古の配水場を見学し、函館のうまい水について探ります。
また、造船技術コースでは、函館どつくの歴史や優秀な技術を学び、
溶接も体験したそうです。
この元町巡検は、地元の達人が講師なので、教え方もユニーク!!
バスガイドさんが講師になったコースでは、目を閉じて感動のイメージ
トレーニングを行い、感動の感覚を研ぎ澄ませてからの出発。
観光客になったつもりで、観光資源の魅力を探るというコースでした。
函館は学べることが多い街。函館ゆかりの作家を通して文学の魅力を学ぶコースや
五島軒に学ぶ函館の食生活、函館山の自然や函館の国際的な関係を学ぶ要塞コースなど、
どれも興味深い内容ばかり。函館は奥が深い街。
高校生活、函館のいろんなことに興味をもってもらいたい。そう願っています。
by 斉藤貴美恵