第91回 箱館歴史散歩の会 「異国情緒溢れる元町界隈巡り」が11月16日に行われました。
これは、中尾仁彦さんが月に2回、毎回テーマを変え、散歩しながら函館の歴史を知ろうという会で、
多くの歴史ファンが集います。
今回は、東本願寺→旧亀井勝一郎宅→元町カトリック教会→函館聖ヨハネ教会→
ロシア病院跡→ハリストス正教会→遺愛幼稚園 と巡るコース。
中でも、ハリストス正教会では司祭が、また遺愛幼稚園では副園長が解説してくださるという
普段なかなか体験できない機会とあって、楽しみにしていた方も多かったようです。
司祭様より函館ハリストス正教会の成り立ちや八端十字架の意味、沢辺琢磨とニコライ神父との
逸話、また山下りんのイコンについてなどユーモアを交えながら分かりやすいお話がありました。
(これら聖堂内の写真は、撮影・掲載の許可をいただいています。)
また、この箱館歴史散歩の会のために、特別に鐘を鳴らしてくださり、
大小6個の鐘を手足を使って鳴らす荘厳な響きに参加者は圧倒されながら聴き入りました。
大正2年に建てられたその当時の建物を今も大切に使い続けている遺愛幼稚園。
副園長先生の案内で、歴史ある建物と子どもたちの健やかな姿も横目にしながら
見学することができました。
雪の季節を迎えるため、来年4月まで外を歩きながらの会は、お休みとなります。
それまでの間、代わりに、まちづくりセンターを会場に月1回の座学となり、次回の第92回は、
函館野外劇について、事務局長の里見泰彦氏が「五稜郭を舞台に人づくり、
街づくり」と題して講演します。
箱館歴史散歩の会の詳しい行事予定は、まちづくりセンター 市民活動情報を参照ください。
by 斉藤貴美恵