朝から雨模様だった今日、
「函館山の歴史をめぐる」講座、全6回のうちの
最終回を実施してきました。
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参加者の方も、「最後だから登っておきたい」という方が多く、
準備万端な状態で集合してくださっていました。
そんな雨降りの中ではあるものの、元気いっぱいにスタート。
33観音をめぐりも、今日で全番号を制覇することになりました。
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(右写真)33観音の中で、唯一の馬頭観音。29番目の観音様です。
秋の函館山は、花もありますが、色々な実もたくさんあり、
足元のほか、頭上の木なども同時に気にして見なければならない、
というような忙しさ!
以下、本日出会った花々(実)の画像です。
ほんの一部ですが・・・
まずは登り。旧道コースから山頂へむけて、傘をさしながら行動!
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(左)山牛蒡の実。なんとも鮮やかです。(右)雨で花びらが細くなっている、白山菊。
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(左)柳蒲公英。葉っぱが柳のように細いのです。(右)ご存知、どんぐり。成長途中。
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(左)蝦夷野紺菊。やさしい紫色です。(右)本日、秋の花のメイン!大文字草。
(左)エゾシオガマ。別名トモエシオガマ。(右)ガマズミの、実。毛状の覆いが可愛らしい。
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お昼ご飯は、山頂で。みるみるうちに、雨があがって、街の様子が見えるようになりました。
右の写真は、津軽海峡。波が一直線。サーファーの方なら、喜びそうな波。
午後からは、傘いらずの天気。晴れ間も少し見えていました。
下りは、ちょっと長めの、観音コース。称名寺へ抜ける道です。
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(左)長穂白吾亦紅。白いのに、吾亦紅!(右)オオヒナノウスツボ。エンジ色の花です。
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(左)野良人参。洋名はスプレーギク。(右)オニドコロ。葉の形がハートっぽいのです。
(左)オオアマドコロの、実。ブルーベリーみたい。(右)純白が美しい、更科升麻。
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(左)初めて見た!白根葵の、実。(右)ミゾソバの花。先端だけピンク!小さッ!
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コースの最後は、「夜泣き石」のそばに出てきます。
ものすごーく、ざっくり説明すると、
昔々、夜毎泣く声が聞こえる岩を
函館にやってきた日持上人が供養をしたら、泣き声が止まった、という伝説。
1200年のときの話だそうです。(まだ蝦夷が認識されていない時代の頃)
ざっくりすぎて、突っ込まれそうですが(苦笑)
なかなか、いつも見られる、という場所ではないので
写真に収めてきました。
(注!ヤブ蚊も多い場所なのです)
というわけで、
良い具合に、雨も上がり、気温も上がって
帰路は長いものの、比較的、楽に戻ってくることが出来ました。
ケガ人もなく、無事に終了!
みなさまお疲れ様でしたーッ!
また講座があるとすれば、来年。
春にお会いしましょう。
ありがとうございました!
written by 丸潤