西暦1871年9月19日、木古内沖で沈没し
た咸臨丸は仙台の片倉氏の旧臣401名を北海道
に移住させる目的で出航したが、輸送の途中、
北海道木古内町和泉沢沖で暴風雨により遭難、
サラキ岬で沈没した。
幕末期に江戸幕府が保有していた初期軍艦で
3本のマストを持つ蒸気船であった。洋式のス
クリューを装備する初の軍艦である。幕府の
船として初めて太平洋を往復したことから名
を知られるがその後、幕府の練習艦として用
いられた戊辰戦争に参加するものの、軍艦と
しての機能は他艦に劣り、運送船の役割を担
っていた。