7月23日(日) 生誕190周年記念講演会「武田斐三郎が残したもの」


7月23日(日) 生誕190周年記念講演会 「武田斐三郎が残したもの」

五稜郭の設計・工事監督者として有名な武田斐三郎。観光地として賑わう五稜郭の存在が余りにも大きいため、函館に於ける彼の業績は五稜郭に特化されているようです。しかし「蘭学者」としての武田斐三郎がカバーした学問領域は「築城学」に限られるものではなく、「実学」の教育者として明治の文明開化に大きく貢献し、近代郵便制度の創設者である前島密や鉄道事業の父・井上勝などを育てました。
此の度は、函館ゆかりの三名の郷土史家、神山茂氏、白山友正氏、武内収太氏の研究に基づき、斐三郎が教授役を務めた「諸術調所」の教育方針と実際に教授された内容を紹介し、彼が函館と道南に残した有形・無形の遺産、そして武田斐三郎が生涯をかけた「ライフワーク」とは何だったのかについて改めて考えてみたいと思います。

■武田斐三郎が箱館・道南でやったこと
○ペリー来箱時に会見 ○五稜郭の設計 ○弁天台場の設計 ○日本初のストーブを設計
○女那川に煉瓦製造所 ○古武井溶鉱炉の研究・開発 ○諸術調所の教授役として前島密(郵便制度創設社)、井上勝(鉄道事業の父)、蛯子末次郎(海運業)、吉原重俊(日銀総裁)、今井兼輔(海軍大臣)らを育てる ○「箱館丸」で日本一周 ○「亀田丸」で露領ニコラエフスクに行き日本初の外貿易など

日時: 2017年7月23日(日)13:30~15:00
場所: ふらっとDaimon(棒二森屋アネックス6階:電停函館駅前徒歩1分)
講師: 木村朋希氏 五稜郭タワー株式会社 企画室長 (はこだて検定上級合格者)
参加費: 100円(含む資料代)予約不要。当日会場にお越しください。

問い合わせ: 北條(電話:0138-32-8015)、安井(電話:0138-55-9451)
主催: はこだて検定合格者の会
後援: 函館市教育委員会、函館商工会議所