ラウンドテーブルディスカッション『SDGsとまちづくり』

昨日の雨模様とうって変わり、今日は晴れ間が見える函館です。

さて、本日は
4月27日(土)まちづくりセンター2階多目的ホールにて開かれた
ラウンドテーブルディスカッション「SDGsとまちづくり」
の報告です。

ラウンドテーブルディスカッションとは、
中央のゲストテーブルを囲むように
参加者席を配置して意見交換するスタイルだそう。

予想を上回る70名近い参加者が
ぐるりとゲスト席(6チーム8名)を囲みました。

司会進行は青木達人さん(医療法人道南勤労者医療協会 函館稜北病院)。

ゲストは「まちづくり」をキーワードに
日頃の活動内容や、まちの未来像などを語りました。

【道南ジェンダー研究ネットワーク 浜中範子さん】
本通町会館で月に一度開かれる
「はこだてこども食堂」の取り組みについて発表。

コンセプトは「つくってたべよ いっしょにたべよ」

コンセプトにこめられた思いを、会場のみなさんが
しっかり受け止めたのだと思います。
「なんとかしなくちゃ」と語る浜中さんに
参加者からひときわ大きな拍手が送られました。

「はこだてこども食堂」をはじめ、
函館で活動する「こども食堂情報」についてはコチラをご覧ください。
https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2017061400050/

湯川寺(とうせんじ)副住職 筒井章順さん】

お寺の一部をカフェのような空間にリフォームしたり
HPやSNSでの丁寧な情報発信が注目を集めています。

先月、多くのメディアに取り上げられた
「花まつりの日はホトケーキを食べよう」
の話に、参加者のみなさんの笑い声もきかれました。

「数珠がみつからない!」と探していたおばあちゃん。
みつかったのはおばあちゃんの手の中で、
大事に数珠を握りしめていたとの心あたたまるお話や、
男子トイレにある「もう一歩前へ」の話など。

行動に移すために背中を押してくれる言葉を
たくさん紹介してくださいました。

【医療法人社団ナラティブホーム理事長 佐藤伸彦さん】
富山県からのご参加でした。

ホスピス、在宅医療、地域包括ケアなど
函館のまちづくりに欠かせないキーワードが
次々に。
SDGsでいう「自分ごと」に置き換え、
身を乗り出して聞いていらっしゃる方や
富山の実情を知るために
真剣な表情でメモを取る方が多かったです。

【函館鍼灸マッサージ師連絡協議会会長 益井基さん】

函館鍼灸マッサージ師連絡協議会会長という肩書きをもち
函館道南の方々に役立つ情報を積極的に発信している益井さん。
スリムな体型を長年キープしていらっしゃいます。

自身もスポーツによるケガを経験したことから
「健康」とはそもそも何か。

「養生」することの大切さをお話してくださいました。

【北海道大学函館校『MIMIZ(ミミヅ)』
編集室学生メンバーのおふたり
担当教員 北海道教育大学函館校准教授 畠山大さん】

函館の良いところや楽しめる場所を
『函館以外の地域から入学した学生』
の方が知っていて、自分が逆に教えられたことを機に
自分と同じように
函館の良さを知らないままの人たちに
伝えていきたい

この言葉に大きくうなづいていらっしゃる方が多かったです。

※5/15追記
冊子が完成したとのことでまちセンに届いております。
ご覧になりたい方はどうぞお手に取ってみてください。
Instagramはコチラ。
https://www.instagram.com/mimiz362/

函館市地域交流まちづくりセンター長 丸藤競も出席いたしました。

まちづくりセンターの2019年の合言葉もご紹介。
資料として用意しました「はこまち通信クーポラ」も
たくさんの方々にお持ち帰りいただきました。

ゲストのトークが終わったあとも、
会場はますます盛り上がりをみせたそうです。
ラウンドテーブルディスカッション
まちづくりセンターでもぜひ取り入れてみたいと思います。

by くきさわ