地域づくりに必要な統計活用術(2022.2)

2月10日(木)午後
まちづくりセンター2階多目的ホールにて
町会関係者・地域包括支援センターの方々を対象とした講座

地域づくりに必要な統計活用術

を開催しました。

講師は川北秀人さん(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者)です。

受講されたみなさん、川北さん、ありがとうございました。
講座の内容の一部を、ブログでご紹介します。

川北さんは2021年10月4日~5日にも
講師を務めていただき、まちづくりセンター主催で講座を開催しました。

町会運営研修「基礎編」「実践編」開催報告(2021.10)


【町会のデータを知る・未来を知る】

前半は、昨年10月の講座でも示されたデータ等をふりかえり
函館市では、全国平均よりも約20年早いペースで
高齢化がすすんでいることなどを再認識しました。

国勢調査等によるデータに基づいて川北さんがまとめた

2020年の函館市が「100人の自治会」だったら?


【各自で統計を活用してみよう!】

後半は、川北さんの指導のもと、
実際に自分たちで「100人の自治会」をつくってみることに。

ご参加のみなさんにはパソコンを持参していただき
あらかじめ国勢調査の「小地域集計」や川北さんが作成した
国勢調査の小地域ごとのデータを集計・分析するための
テンプレート(計算式が入れてある書式)等をダウンロードした状態で
ご参加いただきました。

 

川北さんのレクチャーを受けて作業に取りかかりましたが
国勢調査のデータを見るのが初めて、という人ばかり。
データの抽出作業がなかなか思うようにいかず

コツをつかみはじめたころで時間切れとなる方が多かったです。
みなさん、時間ギリギリまで熱心に作業に取り組んでいらっしゃいました。
参加されたみなさん、ぜひ、この統計を今後の活動に役立ててください。

このたび、参加者のみなさんとまちづくりセンタースタッフが
ダウンロードしたデータは、
川北さんのブログからダウンロード可能です。
興味のある方はぜひやってみてください。

https://blog.canpan.info/dede/

 

参考書籍は、
IIHOE 発行のソシオ・マネジメント vol.6
続・小規模多機能自治 をご覧ください。
オンラインショップ IIHOE BOOKSTORE から購入できます。

https://officeiihoe.stores.jp/


国勢調査のHPを表示した際に、川北さんから
「データが更新されてる!」
と、驚きの声があがりました。

2020年に行われた国勢調査のデータが
ついにアップされたとのこと。

まちづくりセンターで2021年から掲示しているグラフも
2015年の国勢調査をもとに活用したものです。

函館市のあなたの町名はどこにある?(2021.5)


近日中に、2020年最新版に刷新したいと思います。


今回の講座ではZoom(ズーム)を活用しました。
参加者のみなさんは、持参したパソコンを
Zoomにつないでいただき

川北さんが画面共有することにより、
資料や関連HPを手元のパソコンでも
見られるようにしました。

 

国勢調査の膨大なデータの中から
自分がほしいデータを探している間も
川北さんが、探し方のコツなどを画面共有。

「安心して作業をすすめることができた」
と、参加者からも好評でした。

講師の川北さんも参加者のみなさんも、
着席したまま質問やフォローができるので
感染症のリスクをさらに抑えることができました。

まちづくりセンターとしましても
オンライン活用術を学べる、非常によい機会となりました。

 

by くきさわ