クジラ供養塔の清掃ボランティアに参加してきました(2022.6)
函館市弥生町にはセミクジラの模型が据えられている
鯨族(げいぞく)供養塔があります。
場所は、旧西中学校(2018年3月閉校)・旧西小学校(2009年3月閉校)のとなり
千歳坂を挟んだところ、市道弁天線15号線にあります。
鯨族供養塔は
1957(昭和32)年9月に遠洋捕鯨会社の捕鯨船船長兼砲手の
「天野太輔(あまのたすけ)」がそれまでに捕獲した多くの鯨を供養するために
建てたものです。
(敷地内にある函館市の観光案内板より抜粋)
6月8日に行われた清掃ボランティアは、「よみがえる箱館丸の会」の澤田石代表
の呼びかけによるもので、今年で17回目になります。
(鯨族供養塔の設立経緯や函館と鯨の関係などを説明する澤田石代表)
函館水産連合協議会をはじめ、函館市農林水産部、青柳中学校、
函館護國神社、まちづくりセンター、住民などの20名が参加し、
鯨族の供養慰霊祭に向けて、
草刈りやゴミ拾いなどの清掃活動を行いました。
(鯨の汚れをたわしやスポンジで磨き、水で洗い流しています)
青柳中学校の生徒6名が参加し、積極的に清掃していました。
初めて鯨族供養塔を知ったという生徒も。
『参加して楽しい時間が過ごせました。鯨の歴史を知ることができてよかった』と生徒さん。
(主催者、校長先生より撮影・掲載許可を得ております)
澤田石代表は、
『みなさまの協力で毎年続けてこれました。
今年は青柳中学校さんも参加され、楽しく清掃できました。
供養塔をきれいにしていただき、鯨も喜んでいます。
鯨族供養塔がここにあること、鯨をたべて生かされてきたこと、
命の大切さを感じてもらいたい。』と、話されていました。
クジラの供養塔、
ぜひ現地を訪れ、鯨に思いをはせてみては?
by たにぐち