「2022全道中間支援センター研修会in函館」を行いました!(2022.12)

2022年12月2日(金)・3日(土)に
全道の中間支援組織の研修会
「2022全道中間支援センター研修会in函館」
函館市地域交流まちづくりセンターで開催されました。

今年は、札幌市や旭川市、室蘭市、釧路市、中標津町で活動する
NPO中間支援団体などからオンライン参加も含め、約25名が参加しました。

初日は2022年12月2日(金)、13:30よりスタート。
開催挨拶の後、道内中間支援組織の近況報告がおこなわれました。
まちセンと同様に施設運営をする団体の報告の中で
市民活動団体のコロナ禍による活動の縮小についての悩みなどの報告がありました。
まちセンにも同様の相談があり共感できるものでしたが、
どのように解決していくかは今後の課題となりました。

14:30からは「NPOが知っておくべきハラスメント・コンプライアンス対策講座」
(道立市民活動支援センター・公募企画講座)を開催。

講師として弁護士(札幌)の今野 佑一郎氏・
IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表 川北 秀人氏に
お越しいただきました。

NPOならではのコンプライアンスを重視するべき点は
「法律だけでなく、自分たちがつくったルールや社会からの期待も守る」とのことでした。
NPO法人は不特定の多数の人や社会に役立つ組織であり、
社会からの期待に応える存在でなければならないと再認識いたしました。

 

また、市民活動においては会員やボランティアなどとの信頼関係が基礎であるため、
雇用関係以外も含めたハラスメントへの対応をしっかりと行うことが必要です。
そのためには、個々人の心がけだけではなくしっかりと組織として
ハラスメント対策を「システム化」する必要があります。
例えば、
発生しない・させないための防止策として何をするか
万が一発生した場合に、どのような対策をとるかを就業規則などへ規定し
その内容をパンフレットやサイトへ記載する、などが大切とのことでした。

講座の後に意見交換会を行い、他の参加団体との交流を深めました。

 

2日目の2022年12月3日(土)は、9:30より
IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表 川北 秀人氏を講師にお迎えし、
「中間支援組織のガバナンスと原点」(道立市民活動活動促進センター・中間支援組織事業支援)
についての講習会を行いました。

非営利組織を対象としたアンケート調査を元に、
ガバナンスの本来の意義である「自分たちの組織の決まり事を自らが考え整備すること」
「理事・監事などの役員に期待すること」
「理事会で協議を深めたいこと・短時間化したい内容」
などについてお話をいただきました。

2日目の講習会の終了後にも参加団体と意見交換会を行いました。
組織を運営していく上での理事会の役割・理事と監事のあり方などについて
改めて考える機会となりました。

2日間にわたる研修はとても実りのあるものでした。
講師の川北さん・今野さん、またご参加いただいた皆様
ありがとうございました。

 

by みとべ・かやもり