くじら~鯨族供養塔の清掃ボランティアに参加してきました(2021.6)
弥生町にある鯨族(げいぞく)供養塔をご存じですか?
鯨族供養塔は、旧西中学校・旧西小学校のとなり、千歳坂を挟んだところにあり、
坂上には、東本願寺函館別院があります。
鯨族供養塔は、1957(昭和32)年9月に遠洋捕鯨会社の捕鯨船船長兼砲手の
「天野太輔(あまのたすけ)」がそれまでに捕獲した多くの鯨を供養するために建てたものです。
(敷地内にある函館市の観光案内板より抜粋)
また、敷地内には桜の木がありますので、桜の花とともにこの供養塔を見られた方もいるのではないでしょうか?
6月8日に行われた清掃ボランティアは、「よみがえる箱館丸の会」の澤田石代表
の呼びかけによるもので、今年で16回目になります。
函館水産連合協議会をはじめ、函館市農林水産部、函館護國神社、
まちづくりセンターなどの10名が参加し
鯨族の供養慰霊祭(コロナのため中止)に向けて、
草刈りやゴミ拾いなどの清掃活動を行いました。
現地を訪れ、鯨に思いをはせてみては?
澤田石代表は、
『みなさまの協力で毎年続けてこれました。鯨族供養慰霊祭は中止となりましたが、
この鯨族供養塔がここにあること、鯨をたべて生かされてきたことに感謝し、
今後も活動を続けていきたいです』と、話されていました。
by たにぐち