「NPO “箱館写真”の会」企画展(2024.4.30〜5.16)「後半の後半!?」開始!

まちづくりセンターの市民活動団体「NPO “箱館写真”の会」による企画展が4月30日(火)からまちづくりセンター1階ギャラリーで行われています!
5月7日(火)から後半の展示内容に入れ替えられましたが・・・なんと!5月11日(土)には、さらに新たな展示内容が入れ替えられました!5月16日(木)までです!

函館の歴史は記録が多く残っており、話題が尽きないことがよく分かりますね!

ペリーが来航してから今年で170年が経ちます!
ペリーや当時の松前藩士などの写真(日本において初期に撮影され、重要文化財に指定)のレプリカなどが展示されています。

今回展示されているペリーの海図は、1854年(嘉永7年)に日米和親条約が結ばれた後、ペリーが自国の船舶のために作ったものです。ペリーが「箱館(ハコダテ)」のことを「Hakodadi(ハコダディ)」と呼称していたことを確信できる記載と、当時の函館港内各所の水深も確認できます!解説では「Anama(穴間)」の位置について言及されているので、ぜひご覧ください。

また、日仏修好通商条約が結ばれる前(1858年(安政5年)以前)に行われていた「箱館」と「フランス」の交流に関する展示もあります。
当時、箱館奉行所の役人たちが、フランス軍の傷病人を救うことを人道上の問題ととらえて、幕府に無断で上陸の許可を出して療養させました。フランス軍は、その感謝の気持ちを伝えるために五稜郭築造につながる城郭築造書を箱館奉行所に寄贈したのですが、それについての解説があります。
ということは、「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」の軌跡はこの頃から始まっていたのかもしれません!コナンくんも驚きですね!

反対側のギャラリーでは、1869年(明治2年)、1876年(明治9年)、1882年(明治15年)の「函館パノラマ写真」が展示されています!とにかく横に大きい!

1869年(明治2年)の函館港全景からは、1897年(明治30年)に取り壊された弁天台場が確認できます。
また、1876年(明治9年)と1882年(明治15年)の函館全景からは、明治11年および12年に発生した大火前後の街並みを比較できます。特に、二十間坂が防火帯として整備されたことに着目してもらえたらと思います!

大変興味深い古写真なので、まちづくりセンターに足をお運びいただければと思います!

NPO “箱館写真”の会 企画展(後半の後半!

【期間】
2024年4月30日(火)から5月16日(木) 9時から21時まで
※最終日は撤収により、終了の時間が早まります。

【場所】
函館市地域交流まちづくりセンター 1階 ギャラリー
(北海道函館市末広町4-19)アクセスはこちら
入場無料

【主催・問い合わせ】
NPO”箱館写真”の会
TEL:090-7229-0894(野戸さん)

by せんごく