事の起こりは、昨日の朝のことだった。
その日は、活動日記でも紹介しているように、まちづくりセンターで国際会議が行われていた。
4日目ということもあり、会議に参加している外国人のかたとも顔なじみにもなってきていた。
そんな中、そういう外国人の一人が、私たちにひとつのミッションを持ってきたのだった。
その人は、インフォメーションにやってきて、ミッションに関わる一枚の紙を示した。
そこに書かれていたのは・・・・
「家庭用たい焼き機(二匹一緒に作れるタイプ)」の写真だった。
身振り手振りと単語の羅列による会話の結果得た内容は、こうだ。
「たい焼き機(二匹一緒に作れるタイプ)」を欲しいのだが、インターネットで買いたくても、
日本語でしか申し込めないし、送ってもらうにしてもアメリカなので不可能だ。
ついては、函館に居る間(今日と明日)に手に入れられないか?
そこで、私たちの“国際貢献魂”に火がついた。
すぐに、ある者はタウンページをめくり、ある者は知り合いを頼りにし、
またある者は記憶と感を総動員して、「たい焼き機(二匹一緒に作れるタイプ)」を置いている店を探しはじめたのだった。
函館の品揃え事情に詳しい方なら容易に想像できるかと思うが、
函館で、少しでもマニアックなものをすぐに調達するのは、とにかくやたら難しいのだ。
今回の「たい焼き機(二匹一緒に作れるタイプ)」も、
まちづくりセンターに近いところから聞いていくも、なかなか置いているところが見つからない。
なんとかしたいとうスタッフ。心配そうな目で成り行きを見守る外国人。
ついに、七飯まで捜索範囲を広げた時、やっと理想にかなった「たい焼き機(二匹一緒に作れるタイプ)」が見つかった。
しかし、問題はそれだけでは終わらなかった。
お店では、当日の配送は無理とのこと。
そこで、午後から出勤のスタッフに急遽買いに行ってもらうことに。
そんな日頃のチームワークを思いっきり発揮した結果、なんとお昼過ぎには無事、念願の、
「たい焼き機(二匹一緒に作れるタイプ)」がまちづくりセンターに到着したのだった。
ミッションを受けてから、わずか2時間少々での任務完了。
「私たちは、成し遂げた!」
依頼した外国人も満足な表情で、私たちスタッフも同じように嬉しい気持ちになれたことは、
言うまでもない。
で、1日たった今日の話。
その外国人さん、もうその「たい焼き機(二匹一緒に作れるタイプ)」を使って、
たい焼きを作ったらしいです。(今日も、まちづくりセンターに来ています)
めでたし、めでたし!
いろんなことがある、まちづくりセンターなのでした。