豪商 相馬家が所蔵してたピアノがまちセンにやってきました。
噂を聞きつけた報道陣の方々や音楽関係者の方々が手伝いに駆けつけてくださり、
重たいピアノが、1階インフォメーション横に無事設置されました。
このピアノは、豪商 2代目相馬哲平のひ孫さん
(10月はじめまで、函館在住)が
持っていたピアノで、オタジィラのママがその方より譲り受け、
この度、私たちに寄託されたものです。
ピアノは、ホリューゲル(国産)という、おそらく戦前のメーカーのもの。
カール・レイモンさん宅のピアノも同じメーカーだそうです。
2代目相馬哲平の孫の相馬達郎さんが、ドイツの宣教師から譲り受けたピアノで、
相馬家の大田区の豪邸で、孫の情操教育のために、
芸大の先生に弾いてもらっていたそうです。
その後、戦禍を逃れ、かなり良い状態で保存されていたものらしいです。
昭和11年頃のバイエルも渡辺家(2代目相馬哲平のひ孫さんの嫁ぎ先)から見つかり、
オタジィラのママが持ってきてくれました。
寄託記念に、駆けつけてくれた方々が素敵な演奏と独唱をプレゼントしてくれました。
ちなみに、普段は演奏できませんので御了承下さい。
なにせ、70年前のピアノなので、弦が切れるんじゃないかと心配なもので・・・。
いずれ、調律や弦の問題(メンテナンスにかなりの費用がかかりそう)がクリアしたら、
まちセンでコンサートが開ける日が来るかもしれません。
by 斉藤貴美恵