このたび「はこだてのおはなし」の絵本が誕生しました。
「実行寺の小坊主『とっ珍さんはおおいそがし』」です。
一昨年、北海道庁が募集した「伝えたい北海道の物語コンテスト」で優秀賞に輝
いたこの作品、なんと中身は日本語、ロシア語、英語の3カ国表記です。
なぜ?って、実はこのお話、およそ150年前、函館とロシアのとある交流を描い
たお話なのです。内容はご覧いただくまでのお楽しみ、ということで・・・。
あまさかゆう(染木泰子)さんの文と、山猫博士こと佐藤国男さんによる絵、
また函館市中央図書館に残された幕末の様子をつたえる絵図なども盛りだくさ
ん、まさに「函館におけるロシア年」「函館開港プレ150周年」の今にふさわ
しい絵本が完成しました。
次代を担う、函館の子どもたちはもちろん、ロシアの子どもたちにもぜひ手に
とってもらいたい作品です。
まちセンカウンターで実物をご覧にただけるほか、まちセン内のカフェオタジイ
ラでも販売しております。
実行寺の小坊主「とっ珍さんはおおいそがし」
2008年7月刊 文・あまさかゆう 画・佐藤国男
函館メサイア教育コンサート実行委員会 発行
定価1,500円+税