聞き書き「望郷樺太」~戦禍と引き上げの記憶~の作者 吉田幸子さんがカフェオタジィラに寄ってくださいました。
「望郷樺太」~戦禍と引き上げの記憶~は、戦後、樺太から函館に引き上げて来られた方々から、戦中の話や戦後の話を吉田幸子さんが聞き書きしたものです。
樺太から引き上げて函館で食べていく基盤がない中、大変な苦労を強いられた方々23名の聞き書きから、吉田さんは、今の人とのつながりが薄い世の中とは違い、当時の人々の連帯感みたいなものを感じた。と、話してくださいました。今のまちづくりにも連帯感が必要なのでは。と・・・
この本は、今年の春に吉田さんが自費出版したもので、出版してから毎日のように、問い合せや読んだ感想が寄せられ、秋には増刷されたほどの話題の作品となっています。
吉田幸子さんは、この「望郷樺太」~戦禍と引き上げの記憶~の他に、かつて函館で芸者だった尾形京子さんの半生を聞き書きした「花はくれない 柳はみどり」も出しておられます。
どちらもカフェオタジィラで閲覧することが出来ます。
by 聞き手 澤田石 & 書き手 斉藤