展示場所・期間:
①展示場所 まちセン
②展示期間 11月24日(月)~11月30日(日) 9:00~17:30
展示の趣旨・内容:
戊辰戦争で敗れた仙台伊達藩片倉小十郎家臣団の第1陣、第2陣は、現在の登別市幌別に入植して、地元のアイヌの人達の支援を受けて開拓を続けました。
家の繁栄は教育にあるということで設立された寺子屋に、家臣団の子供はもちろん、アイヌのこどもたちも一緒に学ぶ機会がありました。この中に、アイヌ人として師範学校を出て教員免許を取得した金成太郎がいました。
更に、金成太郎には、従妹に金成マツ(キリスト教伝道者にして、アイヌユカラの伝承者)が、そのマツの姪に知里幸恵(アイヌ神謡集編纂)、甥に知里真志保(東大卒・北大教授)がいました。
文字を持たないといわれるアイヌの人々が、幌別にあっては片倉小十郎家臣団との互恵により、文字に触れ、天与の才能に磨きをかけ、以上の人々を輩出します。
この度の展示内容は、(財)日本伝統文化振興財団から「萱野茂のアイヌ神話集成」の恵贈を受けたこともあり、本道開拓武士団とアイヌの人々の互恵関係と、併せて萱野茂先生収集のアイヌユカラの紹介を写真パネル、並びにユカラCDの公開という形で展示する予定です。
主催: 北海道函館水産高校「北のくにづくり」チーム
お問い合わせ先: 北海道函館水産高校 我妻 電話0138-49-2411