青函圏フォーラム×JOMONカフェ(2019)
12月20日に「北海道・北東北の縄文遺跡群」のユネスコへの推薦が正式に決定しました!
「北海道・北東北の縄文遺跡群」とは
津軽海峡を挟んだ日本列島の北海道・北東北に位置し、縄文時代の各時期(草創期、早期、前期、中期、後期、晩期)における、人々の生活跡の実態を示す遺跡(集落跡、貝塚、低湿地遺跡)や、祭祀や精神的活動の実態を示す記念物(環状列石、周堤墓)で構成された17遺跡からなる考古学的遺跡群です。
函館市には「大船遺跡」「垣の島遺跡」2つの構成資産があります。
詳しくはこちら→ 「北海道・北東北の縄文遺跡群」を世界遺産に!(函館市)
今後は、ユネスコ世界遺産センターへ推薦書を提出したのち、
「国際記念物遺跡会議(イコモス)」による現地調査、評価結果の勧告を経て、
2021年夏頃「第45回世界遺産委員会」において審議されます。
世界遺産登録へ向けて、北海道や北東北では、様々な取り組みが進められております。
12月19日(木)には、青函圏交流・連携推進会議と渡島総合振興局による
「青函圏フォーラム × JOMONカフェ」が函館市内で開催されました。
第1部は基調講演
講師は、札幌国際大学 縄文世界遺産研究室長の越田 賢一郎氏
「青函圏における縄文のつながり」と題し
- 世界遺産登録に向けての道のり
- 北海道・北東北の縄文遺跡群の概要
- 北海道における旧石器時代から縄文時代への繁華
- 津軽海峡間の交易
- 縄文時代の土器と食、定住生活
など、縄文の世界について丁寧に解説をしてくれました。
第2部は、トークセッション
パネラーは4名、
講師の越田賢一郎氏、
道南歴史文化振興財団の坪井睦美氏、
「縄文ZINE」編集長、道南縄文応援大使である望月昭秀氏、
おかし作り考古学者の下島綾美氏 、
FMいるかの佐々木紫氏がコーディネーターを務め、
「JOMONを100倍楽しむ方法」についてトークが繰り広げられました。
縄文文化について興味を持つきっかけは人それぞれ、
自分の好きな縄文をみつけて、楽しもうというお話しでした。
パネラーそれぞれが、自分の活躍できる分野で縄文を楽しんでいるように感じました。
by えのもと