講演会・パネルディスカッションイベント「関係人口の創造力」に参加しました!(2024.2.16)

北海道国際交流センター主催による講演会・パネルディスカッションイベント「関係人口の創造力~サスティナブル・ツーリズムとファンづくり~」が2月16日(金)にまちづくりセンターで行われ、参加者として聴講しました!(告知記事はこちら)

函館市の人口は、2024年1月末に24万人を切りました・・・
地域づくりにとって重要なのは、「観光客のような交流人口」と「定住人口の間を取り持つファンの『関係人口』」を増やすことです。

「関係人口」が増えることで、定住人口が増加し、地域でコミュニティが形成され、新しいローカルイノベーション(地域ならではの新商品やイベント誕生など)が起こることが期待されます。それをきっかけに、地域の課題である人口減少も緩やかになるかもしれません!

大阪大学大学院の武田裕之さんは「地域と未来の紡ぎ手としての『関係人口』の可能性」と題して講演されました。
地方活性化に関する政策の流れ、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の位置付けなどの説明があり、観光をきっかけにその地域を訪れて「あなたも嬉しいし、私も嬉しい」という関係性を構築することの重要性も説かれていて、激しく共感しました!

講演のあと、「ファンとつくる地域コミュニティ」というタイトルで、飛騨市、下川町、江別市の方々がそれぞれプレゼンテーションされました。内容は「関係人口」を増やすための取り組みの先進事例です。

地方では人口減少が進んでいますが、その地域のファンやサポーターを増やすための工夫について話されていて、「その地域ならではの移住者ウェルカム!」な雰囲気を醸成することが重要だと感じました。

パネルディスカッションでは、「どういう人たちが関係人口になっていくか」「ファンを作っていくコツ」「関係人口が地域にもたらす可能性」などについて議論されました。

地域の課題を整理した上で、何か活動したいと考えている人にその場所を設定したり、すでにその地域に住んでいる人たちと「関係人口」に成りうる人とがお互いの共通点を探っていき、その上で関係性を築いていくことで、よりよい地域になると感じました。

今回のイベントは、「関係人口」に関する基礎知識を学べただけでなく、先進事例が聴ける貴重な機会でした。
「その地域にあった場づくり」を考えて施設運営をしていきたいという思いを新たにできる貴重な機会でした。そして、函館市移住サポートセンターを設置しているまちづくりセンターとしてもたくさんのヒントがありました!
聴講させていただき、ありがとうございました!

by せんごく