よいお年をお迎えください(2023.12.29)

先日公開された、国立社会保障人口問題研究所の将来推計によると、2050年の函館の人口は151,567人。なんと、2000年の約半分になってしまうというから驚きです。さらに、独り暮らしの高齢者の激増など地域課題がより深刻になるのに、地域活動の中心層となっている65歳から74歳の人口は、2000年の約37,000人に対し2050年は26,000人と1万人以上も減ってしまいます。

今までできていたことができなくなってしまい、「これまで通り」では通用しなくなっていく。この流れは、来年も確実に続いていくでしょう。

だからこそ、「気づかないふり」や「できないふり」、「誰かがどうにかしてくれる」をし続けるのではなく、自分から「・・・してみる」ことが必要になってくると思います。そのためには、頭も心も柔らかくして「私にできること」は何かを考えることが大切です。

この年末年始、頭も心も柔らかくして、自分がチャレンジできそうなことを考えてみるのもよいかもしれません。失敗したって、うまくいかなくたって構いません。はじめのうちは、それが当たり前。優しい眼差しで応援してくれる人は、必ず出てきます。

私も、「私にできること」は何かを考えながら、新しい年を迎えたいと思います。

最後になりますが、今年も一年ありがとうございました。

皆様のご支援、ご指導もあり、なんとか年末を迎えることができました。

よいお年をお迎えください。

函館市地域交流まちづくりセンター
センター長 丸藤 競