『さよなら』のない別れ、別れのない『さよなら』~あいまいな喪失を体験した子どもと家族へのサポート~

 

『さよなら』のない別れ(行方不明、失踪、誘拐、家や故郷の喪失、離婚、自殺など)や、

別れのない『さよなら』(薬物やアルコール依存、認知症、脳外傷、うつ病など)は、

「あいまいな喪失」をもたらします。

「あいまいな喪失」は、その状況が続く限り区切りをつけるのが難しく、

体験者はそのあいまいさの中で生きていかなければなりません。

このテーマの第一人者、米ミネソタ大学のポーリン・ボス博士は、

喪失の終結や解決を無理やり求めるのではなく、「わからない」ことを受け入れ、

家族・コミュニティのレジリエンス(回復力)を見出していくことの大切さを訴えています。

今回は、博士の著書を監訳された石井千賀子さんをお招きし、お話を伺います。

道南いのちと心を考える市民ネット・あかり研修会

『さよなら』のない別れ、別れのない『さよなら』
 ~あいまいな喪失を体験した子どもと家族へのサポート~

日時: 2017年2月18日(土) 13:30~15:30

会場: 函館市総合保険センター 2階(函館市五稜郭町23-1)

参加対象: 相談、支援に関わる人、一般市民

講師: 石井千賀子さん

米国に計 11 年在住。1993 年に米国バトラー大学大学院修士課程(夫婦家族療法専攻)を修了。TELL Counseling では家族、カップル、個人を対象に日本語および英語で、親子関係、夫婦関係、多文化体験、死別体験、あいまいな喪失などの相談を担当。また、ルーテル学院大学で家族療法の教鞭をとる。米国夫婦家族療法学会(AAMFT)および日本家族研究・家族療法学会 (JAFT)の会員及び認定のスーパーヴァイザー。JAFT の教育研修委員会、および認定スーパーヴァイザー制度委員会のメンバーを務める。また悲嘆と死 別体験の国クの世話人でもある。際学会 (iwgddb 家族療法およびグリーフセラピーに関する著書・訳)の理事、および災害グリーフサポートプロジェクトの世話人でもある。家族療法およびグリーフセラピーに関する著書・論文多数。

 

お問合せ: 道南いのちと心を考える市民ネット・あかり(竹花 TEL: 0138-23-2504)

主催: 道南いのちと心を考える市民ネット・あかり
共催: 函館司法書