函館の文学と音楽の会・令和4年度『市民のための歴史講座』(2022.5-10)
令和4年度
市民のための歴史講座
テーマ「人とその時代」
【第五十一回】西行と鴨長明
2022年5月29日(日)10:30~12:00
「願わくは花のもとにて春死なん、その如月の望月のころ」西行
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」長明
家も妻子も財産も煩悩も、およそ捨てうるものをすべて捨てつくした後に最後に
残った、花と月、風と雲などの風雅を求めた文学精神と無常の世界観を考える。
【第五十二回】「風と共に去りぬ」と「女の一生」
2022年6月26日(日)10:30~12:00
「かつて、なつかしき南部と呼ばれしふるさとありー咲き誇りし文化風と共に去りぬ。」
アメリカ南北戦争を背景に、主人公スカーレット・オハラを描いたマーガレット・ミッチェルの作品。
「彼女は修道院の寄宿舎にいれられた。ー」父は娘が清浄無垢のままに成長することを望んだ。
結婚後の主人公ジュリアンは夫の女性問題で裏切られ、最愛の息子の放藻と金銭的だらしなさに
悩む生涯をモーパッサンは描いた。
あい異なる性格の二人の女性の生き方を対比してみる。
【第五十三回】プッチーニ 歌劇「蝶々夫人」
2022年9月4日(日)10:30~12:00
20世紀初頭の長崎を舞台にした歌劇は、「ある晴れた日に」のアリアで知られております。
日本の女性「蝶々さん」とアメリカの海軍士官ピンカートンの愛の物語は、実は偽りの愛であり、
裏切りの結婚でした。
プッチーニのもうひとつの歌劇「トスカ」の悲劇的な純愛物語とはまったく異なります。
劇中「越後獅子」や「宮さん、宮さん」などのメロディが使われております。
ヨーロッパ人から見た「日本」「日本の女性」を考えてみます。
【第五十四回】千利休と太閣秀吉
2022年10月2日(日)10:30~12:00
天下一の茶人である利休と天下人である秀吉。利休が大成したといわれる「わび」の世界と
秀吉の居城である大阪城と桃山文化の世界は相容れない世界である。
利休はどうして死を賜ったか。諸説があり、今なお謎でもある。少しでも謎の扉を開いてみたい。
場 所
函館市地域交流まちづくりセンター(函館市末広町4-19)
日 時
【第五十一回】 西行と鴨長明 2022年5月29日(日)10:30~12:00
【第五十二回】 「風と共に去りぬ」と「女の一生」 2022年6月26日(日)10:30~12:00
【第五十三回】 プッチーニ 歌劇「蝶々夫人」 2022年9月 4日(日)10:30~12:00
【第五十四回】 千利休と太閣秀吉 2022年10月2日(日)10:30~12:00
参加料
会員 500円 / 一般 600円 (お茶付)
主 催
函館の文学と音楽の会