今朝の北海道新聞朝刊9面読書の声「想い出の夏」に、北斗市70代の男性による「忘れることない10代の函館空襲」という投稿が掲載されていました。
63年前の太平洋戦争時、7月14日・15日の二日間にアメリカ軍による空襲を受け、函館市内・港内の各種施設、青函連絡線に深刻な被害がありました。
この投稿には、当時10代だった投稿者の生々しい体験が綴られております。
私、個人としては小学校のときに「函館空襲」について教えてもらったり、はこだて検定のテキストの記述で読んだ記憶があったのですが、7月14日・15日がその日だということは覚えていませんでした。
この投稿記事を読まなければ、今日が「函館空襲」の日だということを知らずに、過ごすところでした。
まちセンスタッフの中で唯一「函館空襲」を体験した新城 光正さんにお話を聞くと
当時は3歳で、祖母に背負われて弥生坂にあるお寺に避難したと、お話してくれました。
戦争を体験した世代が60代以上になり、若い世代にとって直接お話を聞く機会は少ないと感じます。
来月は、8月6日の「核兵器廃絶平和都市宣言日」に合わせ、様々な催しが函館市内で行われる予定です。
これをきっかけに戦争や平和について考えてみませんか?
By エノモトヨウスケ
「函館空襲」については、「函館市史 通説編第三巻」第5編 第3章 第5節 四 戦時下の市民生活と七月十四日・十五日の空襲
に、記されています。→函館市史デジタル版
また、函館空襲について記述されている「函館市史」や「はこだて検定」などは、函館市中央図書館のほか、まちセン3階の書籍コーナーでも閲覧できます。