函館水産高等学校“北のくにづくりチーム”の主催で、2階エレベーターホールでは
本日から11月30日(日)まで”仙台伊達藩片倉小十郎家臣と幌別アイヌの人達展”が
開催されています。
戊辰戦争で敗れた幕府軍が北海道各所に開拓民とし配置された名残が、
今でも「若松」や「伊達」など地名でみられるのですが、この時、
仙台伊達藩片倉小十郎家臣団は登別市幌別に入植します。
当時、本州から気候風土も違う北海道に移住することは、
先住民として生活しているアイヌの教えを受けなければならず、
「家の繁栄は“教育にある”」とする藩は子どもの教育に寺子屋を設けて
アイヌの子ども達も含め一緒に学んだそうです。
文字を持たないと言われたアイヌの人達が、この地、幌別にあっては文字に触れ、
天与の才能に磨きをかけ、知里幸恵など多くのアイヌ人としての教育者を輩出していくことを
この展示から初めて知りました。