昨日から始まった「はこだて国際科学祭2009」は、まちづくりセンターを会場に、
盛りだくさんのプログラムが行われています。
中でも今日は、市立函館高等学校の3年生による科学分野の課題研究論文成果発表会「サイエンストーク」が行われ、高校生が調査研究を紹介しました。
内容は、情報をデザインする函館の可能性についてや函館で行われている環境政策について、はたまた、北大で行われているリモートセンシングという最先端技術、ES細胞とiPS細胞、プリオン病についてなどなど。
函館のまちづくりについてや最先端技術に目を向けた高校生たちの調査研究が多かったように思います。
高校生たちは、お茶の水女子大学、東京芸術大学、未来大学、函館工業高等専門学校の先生方に直接アドバイスや意見をいただけるという、とってもありがたい機会にも恵まれました。
課題「情報をデザインする 函館の可能性」では、地域に限定した検索ができる検索エンジンがあったらどうだろうという案が先生方と高校生のトークの中から飛び出し、今後、自らが新しいものを生み出すということを視野にいれて考えていってはどうか。など先生方から高校生に対して期待を寄せる意見がありました。
また、課題「函館を例とする環境にやさしい都市づくりについて」では、環境問題を考えた時に、物を長く使うことが大切。長く使われるもの、壊されないものにするために、良いデザインで愛されるものにすると、人は残そうとする。また、次に(未来に)使う人のことを考えたデザインにすることも必要。など先生方から意見が出されました。
高校生が今考えていることに、様々な視点での意見が加わり、来場者も一緒に考えさせられたトークイベントでした。
科学祭は、8月30日(日)まで、「ワールドプロセッサー」インゴ・ギュンター108の地球展、
科学夜話を毎日行っています。
8月29日(土)・30日(日)は五稜郭タワー、市民会館、熱帯植物園も会場に加わります。
まちに出て、あなたも楽しもう!!
はこだて国際科学祭についての詳しい情報は、こちらをクリックしてください。
by 斉藤貴美恵