どういう話の流れからかは忘れましたが、スタッフAが、
「月日の経つのは早いねー」とひと言。
それを聞いたスタッフBが、「そう言えば、その言葉がオチになってる有名な小話があったよね」と。
「そうそう、たしか、お日様とお月様と雷様が出てくる・・・」
ということで、ひとしきりこの小話が話題に。
古典小話って、ストーリーもオチも分かっているのに、なぜか何度聞いても面白いんですよね。
特に、プロが話すと、何度聞いても笑います。
まちセンも、何度来ても楽しくなる、何度来てもためになる、いつ来ても居心地が良い、といわれ続けたいものです。
ところで、冒頭に登場した「月日の経つのは早い」とは、このような話です。
むかし、むかし、仲良し3人組の、明るいお日様・内気なお月様・怒りんぼの雷様が連れ立って旅に出ました。
久しぶりの休みとあって、旅先の宿では3人そろっての大宴会になります。
雷様なんぞは乗りにのってしまい、裸踊りはするは太鼓は打ち鳴らすは・・・・うるさい!と言われるしまつ。
さて翌朝、雷様は飲みすぎて、宿の女中さんから「おはようございます」と起こされます。
目を覚ますと、お日様とお月様の二人の姿がありません。
どうしたのかと聞くと、女中さんが「二人は、朝早く旅立たれました」
それを聞いた雷様は、女中さんに言いました。
「月日のたつのは早いなあ、俺は夕立にしよう。」
どうですか?笑えました?
プロが絶妙の味付けをして、話すと、必ず笑い転げます。
何を隠そう、私は大の落語ファン。
東京に行ったときは、鈴本演芸場に通っています。
このネタも、鈴本で何度も聞いて何度も笑い転げました。
その心を、まちセンに生かしていきたいものですね!
では、お後がよろしいようで
(記:センター長 まるふじ)