まちづくりひろば「風水害から身を守る」開催報告(2021.10)

強い雨ですね。
ただいま渡島地方には竜巻注意報がでているので
外出の際はどうぞお気をつけて。

さて。高橋優介さんをお招きして10月に開催された
まちづくりひろば2021。

本日のブログでは
10月21日(木)13:30~開催した
『風水害から身を守る』の様子を報告します。

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10月20日(水)には、
発達した低気圧の影響で、森町と八雲町に
土砂災害警戒情報が発令され、一部の地域に避難指示が出ました。


道央道も一時通行止めに。
札幌から函館に向かうため、高橋さんが乗っていたJRも
八雲でストップしてしまい、代替バスに乗り換えて
函館入りしたそうです。

わたしたちは、いつどこで災害に巻き込まれるか分かりません。

    
風水害24ファシリテーターでもある
高橋さんの指示にあわせて
『風水害24』がスタートしました。

超大型台風直撃まであと24時間
あなたはどう行動しますか?




参加者はそれぞれキャラクターが設定され
24時間に取るべきアクションが定められています。



それぞれがアクションを実践しながら
みんなで生き延びましょう!というゲームです。


1テーブルを1区域と見立て、台風と周囲の状況をみながら
例えば、下写真のテーブルは河川流域の区域です。
川が氾濫する前にとるべき行動とは・・・?


それぞれがそれぞれの行動にうつしています。

・防災グッズやハザードマップを手に入れる人
・自宅がある沿岸部から離れ、高台を目指して移動する人
・仕事上、まずは職場を目指す人
・車を使って移動する人


全員がさまざまな行動をとります。
その間にも雨風はどんどん激しくなり
ゲームの途中では避難指示が発令されます。


途中で足をとられて転んでケガをする人
体調を崩す人
避難せず、沿岸部や河川流域にとどまっている地域住民に
「ここは危ないので一緒に逃げましょう」
と説得する人など

全員がさまざまな役割をこなしつつ
自分の身の安全も確保します。


行動をうつすまでの制限タイマーがピッピッピッと鳴りひびき、
気持ちが焦ってしまいがちになります。
実際に判断する時間はそれほどないことも学び、
日ごろの備えが大事になってくるなぁと感じました。



ゲーム『風水害24』を終えてのふりかえりでは
・あのとき、自分はこの行動をとったけれども
 もし別の行動をとっていれば、
 違う結果になっていたかも…

という話が出ました。
限られた時間のなかで、優先順位を決めて
自分や地域の人たちの命を守るために
どんな行動をとるべきなのか

自分は助かったけど、まだできることがあったのではないか

ゲームを楽しみながら学ぶことができました。



『まちづくりひろば』は函館道南のみなさんが
ワークショップなどを通して楽しみながら
まちづくりに興味や関心を持っていただけるような
日々の活動に役立つような講座を催してまいります。

また、このような講座に参加することで、
自分と同じように、
まちづくりに興味を持つ方と知り合う
『きっかけの場』や『交流の場』として
おおいに活用していただきたいです。



by くきさわ のち おおや