本日3月20日(木) 10時より、
第115回箱館歴史散歩の会の講演会が開催されました。
今回で講演会は終わり、
4月からは・・・待ちにまった外あるきです。
約100人の参加者が中尾さんの話す時代、幕末にタイムスリップしました。
今回のテーマは、「民間人が活躍した函館の街づくり」についてです。
冒頭、中尾さんは、函館のまちについて紹介し、
函館山の麓、弁天・大町にのみ、家があり、人口密集地であった。
幕末以降、函館の豪商が埋立し、土地を広げていきました。
埋立地は、海抜1~2メートルで、
函館駅・朝市から金森倉庫群のところまで、津波に対して弱い構造である。
当時の函館は川がなかったので、飲み水を確保できませんでした。
飲み水は井戸に頼るしかなく、井戸を300~400掘って、飲み水の確保しました。
そして、願乗寺のお坊さんが、亀田川を函館までの4kmの土木工事を依頼し、
人口の川として、ほぼ直線の願乗寺川ができ、飲み水を確保できたことは画期的であった。
その後、日本で二番目の水道、元町の配水場をつくります。
願乗寺川は埋立られ、高砂通りとなりました。
では、亀田川はどうなったか?というと、大森浜へと川を新たにつくりました。
他には、函館の区画整理、馬車鉄道、写真の歴史、五稜郭、氷など。
函館の街づくりは、官の主導であっても、商人・民間に頼る部分が多かったんですね。
第二部は、
介護施設について。
講師をされたのは、
サービス付き高齢者向け住宅シニアハウス あい花園の施設長吉田幸子氏と
グループホーム・小規模多機能ハウス あい戸倉の施設長松代由里氏のお二人です。
一口にホームといっても、多くの種類があり、
今回は、グループホーム、小規模多機能ハウス、サービス付き高齢者向けハウスについて、
わかりやすくお話してくださいました。
ハウスには、どうしたら入れるの?条件は?など、
言葉としてはよく聞いていましたけど・・・
そうだったんだ!なるほど!と、
ガッテン!ガッテン!ガッテン!
中尾さんからの一言 「一緒に歩きましょう!」
なお気になる次回、第116回箱館歴史散歩の会は・・・
「西部地区石碑巡り」です。
今まで案内していなかった石碑や函館税関跡(現海上自衛隊函館基地)を見学します。
日時: 4月18日(金) 10:00~
集合: 函館市地域交流まちづくりセンター(函館市末広町4-19、十字街旧丸井デパート)
コース: 蕎麦百年碑→高田屋屋敷跡→北海道写真発祥之地→武藤善友歌碑
→函館市役所跡→函館市道路原票→北海道第一歩の地→明治天皇上陸記念碑
→亀井勝一郎文学碑→叶同館跡→明治天皇御遺跡
申し込み: 不要、お気軽にご参加ください。 少雨決行
参加費: 100円
by たにぐち