「第12回 路面電車まつり」はじまりました!(2018.6)
本日6月8日(金)より、「第12回 路面電車まつり」が、まちづくりセンター1階ではじまりました!
路面電車の普及に携わる2つの市民団体
「函館チンチン電車を走らせよう会」発足30周年記念、
「函館市電の熟練工の技を伝える会」発足12周年記念ということで、
活動を紹介するパネル展をメインに、6月10日(日)まで開催しています。
函館チンチン電車を走らせよう会・発足30周年記念パネル展
日中戦争・太平洋戦争の時期、市電の男声運転市らの不足から、
女性が市電の運転や車掌業務を担うことになりました。
引退した、女性運転士・車掌、市民らが集まり
チンチン電車を復元するため「函館チンチン電車を走らせよう会」が
昭和63年に発足されました。
チンチン電車を復元を目指し、その費用の寄付を募るため
「市電・市バス記念乗車券」の販売や、
函館牛乳とコラボして牛乳1本毎に5円の寄付金を集めるなどし
市民や企業・団体から580万円余りの資金を集め、
復元費用の一部として活用してもうらうよう函館市に要望をしました。
函館市の市政施行70周年事業の一環として、チンチン電車が復元されることになり
ついに平成5年8月、復元チンチン電車「ハイカラ號」が函館の街中を走ることになりました。
ほかに、2年に1度開催される「全国路面電車サミット」などの話題もあります!
函館市電の熟練工の技を伝える会・発足12周年記念パネル展
古くから走る路面電車の車体・車両の整備や車検などの
練工の巧みな技を後世へ伝えるため、平成18年に発足。
路面電車の車両のほか、軌道や架線といった設備の整備も行います。
3ヶ月に一度、モーターや車輪のついている「車両」と「車体」を切り離し
隅々まで分解して清掃など整備を行います。
写真のほか、ビデオ上映もしていますので、じっくり整備の風景をご覧ください!
函館市企業局交通部「はこだて市電今昔写真展」
市電開業当初の大正、昭和の路面電車が写る貴重な写真の数々を展示しています。
大正時代、いまの遺愛女子中・高等学校前を通る路面電車
車両だけではなく、架線など開業当初の設備などもご注目ください。
詳しくはわかりませんが、大正時代に五稜郭あたりで撮影された写真
古写真としても貴重な資料となっております。
車両を中心に展示していますので、こちらもぜひご覧ください!
奥村茂樹「路面電車」ミニギャラリー
イラストレーター奥村茂樹さんによる、市電ミニギャラリーです。
以前函館市内を走っていた路面電車のイラストを展示しています。
奥村さんが在廊時は、作品について解説もしてくれます。
子どもたちへの「市電ペーパークラフト」プレゼント
「函館市電ペーパークラフト」を配布しています。
低床電車「らっくる号」や、車体に企業などの広告がはいった「カラー電車」など
様々な路面電車のペーパークラフトです。
1人・1枚、好きなのを選んでください!(各日なくなり次第終了)
「アミューズメント トラム(カラオケ電車)」の組み立て見本です。
ちょっと難しいので、作る時、小さな子は大人の方に手伝ってもらってください!
(会場では配布のみで、当日製作することはできません)
6月8日(金)の午前中、FMいるかで「路面電車まつり」の様子を中継していただきました!
・「いるか号 2018.6.8(金) 佐々木 紫」(FMいるか街角情報・いるか号日記)
「第12回 路面電車まつり」は、このあと6月10日(日)まで(最終日は15時終了)
6月10日は、「路(6=ろ)面・電(10=てん)車の日」ということで、
乗車料金が200円均一(小児100円)ということで、ぜひ路面電車に乗って
会場にお越しください!
By 榎本